4/20「好男好女」 映画(中文) 2015年07月04日 0 侯孝賢《好男好女》(1995年)は台湾日本合作の歴史映画。 作中では、1950年代台湾の白色テロで夫を失った女性・蔣碧玉の物語と、蔣碧玉に関する演劇と、劇の中で蔣碧玉を演じている現代の女性・梁静の物語が交錯します。 標準語と台湾語(闽南话)、広東語(多分)、日本語が入り乱れています。とくに台湾語で難解な事象に関して論じている場面が、興味深かったです。また、劇中で再現されている台湾の風俗には目を引かれました。 失われかけた台湾語・台湾を再現しながら、台湾アイデンティティを抑圧した白色テロの傷跡の記憶を描いている、とするならば、この作品は台湾復興の一つのあらわれである、と映画評論家ならば言いそう。なかなか一筋縄でいく作品ではなさそうですが… PR