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中国文学映画関連 備忘録

余華《一九八六年》

《一九八六年》は余華の中編小説。

文革期、古代の刑罰に惹かれていた中学の歴史の教員が妻子を残して、紅衛兵に連れ去られます。そして、自白を迫られた翌日に、姿を消します。時を経て教員は狂人となって帰ってきます。妻はおびえますが、他の人々は全く意に介しません。そして、狂人は自らの身体に古代の刑罰を行います。。。

狂人の視点と、一般人の視点の切り替えがあります。

文革というテーマとどう向き合うか、という点で、非常に興味深いです。

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