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中国文学映画関連 備忘録

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4/16「客途秋恨(1990)」

許鞍華監督作品「客途秋恨(1990)」はとても興味深い映画でした。香港、澳門、広州、日本にまたがる物語。
晓恩はイギリスで修士号をとった後妹の結婚式に参加するため香港に帰ります。再会した日本人の母親との反目の中、幼い頃澳門の父方の祖父母の家で祖父母に懐き、母親とは仲が悪かったことを想起します。その後、精神的に苦しむ母親のため、晓恩は母親とともに日本の母親の実家に帰りますが、日本語の世界で疎外感を感じて、母親への共感を持ち、また戦時中満州における父母の偶然の出会いを理解して、様々なことを考えます。

中国語、英語、日本語、広東語などが入り混じっていて言葉の面から考えても面白そう。
また、昔の香港や広州や日本の風景がそれぞれとても綺麗なので、その点もみごたえがありました。
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