忍者ブログ

中国文学映画関連 備忘録

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

李陀《汪曾祺与现代汉语写作──兼谈毛文体》

李陀《汪曾祺与现代汉语写作──兼谈毛文体》は中国が建国以来、毛文体によって支配されてきたという観点から、それを打ち破った汪曾祺を評価するもの。

非常に示唆に富んでいます。

大衆語に関する議論。毛沢東の理論の先取りとしての瞿秋白。

《复仇》に基づく文体の分析も面白いです。汪曾祺が一時、翻訳体を選び、そしてそれを捨てたという指摘。西洋の小説に対する理解、古典に対する理解、それらが汪曾祺を支えているという観点。

言葉そのものに着目する、という立場は参考になります。


PR