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中国文学映画関連 備忘録

周星驰《少林足球》『少林サッカー』

明锋(吴孟达)は「黄金の右脚」とよばれていました。しかし、强雄(谢贤)に騙されて重要な試合でわざとゴールを外したため名誉を失い、暴徒に右足を叩かれてサッカーができなくなります。数十年後、老いた明锋は强雄(谢贤)のもとで雑用をしていましたが、偶然、少林寺拳法を広めようとする青年・阿星(周星驰饰)と出会い、サッカーに誘います。阿星は、铁头功(黄一飞)、旋风地堂腿(莫美林)、金钟罩铁布衫(田启文)、鬼影擒拿手(陈国坤)、轻功水上飘(林子聪)とともに「少林隊」を結成して試合に出場、順調に勝ち進みます。一方、阿星は、太極拳を用いて饅頭をつくる少女・阿梅(赵薇)を勇気付けます。阿梅は阿星に密かに恋していますが、阿星は取り合いません。その後、「少林隊」は決勝戦で强雄のチーム「魔鬼隊」と激突します。「魔鬼隊」が圧倒的な強さを見せますが、阿梅があらわれて試合に参加すると形成は逆転、「少林隊」は勝利します。その後、阿梅と阿星は結ばれて拳法をブームにした立役者として『タイムス』の表紙を飾りました。

少林寺とサッカーを組み合わせたコミカルな映画。

スポーツを題材にした作品としては、王道をいく明快なストーリーです。もともと落ちぶれていた人たちが自分の特技を生かして、強者に立ち向かうことになります。ただ、普通のスポーツ映画ではなく、周星驰らしいギャグが山のように詰め込まれています。

『少林サッカー』でも、ヒロイン赵薇に醜さを強調するようなメイクをさせています。その点は、インパクトがあります。

日本でも一般公開されたため、日本では周星馳の作品の中で最も有名かも知れません。

强雄(谢贤)が非常に貫禄があります。


《少林足球》(2001■周星驰■ 周星驰、赵薇、吴孟达■『少林サッカー』)
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