吴宇森《英雄本色》『男たちの挽歌』 映画(中文) 2016年01月30日 0 《英雄本色》『男たちの挽歌』は、吴宇森監督が制作した1986年の映画。 物語の軸となっているのは、宋子豪(狄龙)、宋子杰(张国荣)兄弟の葛藤と和解です。そこに宋子豪(狄龙)と李马克(周润发)の友情、宋子杰(张国荣)とJackie(朱宝意)の恋愛の物語が組み合わされています。 宋子豪(狄龙)はマフィアの一員として偽札造りに携わっています。しかし、弟の宋子杰(张国荣)が警察官になるので足を洗うことにします。そして、台湾での取引を終えた後、止めることにしますが、その取引が警察に知られて失敗、宋子豪は逮捕、収監されます。香港では、兄弟の父が襲撃されて殺されます。一方、宋子豪の親友・李马克(周润发)はレストランで敵を皆殺しにしますが、足を負傷して引きずるようになります。 三年後、宋子豪の部下だった狡猾な谭成(李子雄)が、マフィアを仕切っています。出獄した宋子豪はマフィアと縁を切り、タクシー運転手として更生を目指します。しかし、警官となった宋子杰はJackieのとりなしも聞かず、宋子豪を極度に嫌悪します。一方、李马克(周润发)は落ちぶれて、マフィアで雑用となっていました。 谭成は宋子豪に協力するよう脅します。そして、宋子杰を罠にはめてけがを負わせて、宋子豪の職場を破壊し尽くします。追い詰められた宋子豪は、李马克(周润发)に促されるようにして、再び銃を手に取ります。二人は、偽札造りの証拠を強奪して、谭成に金銭と船を要求して香港から出ていこうとします。その取引の現場となった波止場で、銃撃戦が始まります。最終的に、李马克(周润发)は宋子杰を諭している時に射殺されます。二人は猛烈に反撃します。宋子豪は谭成を射殺した後自首します。 「香港ノワール」の源流とされる映画。香港映画が世界的にも注目されるきっかけともなりました。銃撃戦が非常に派手です。そして見ごたえがあります。 この映画を通して、周润发が一躍スターに踊り出たそうです。 非常にテンポが良いです。 日活のアクション映画の影響を受けているという指摘もあります。日活のアクション映画自体を見たことがないので、今度見比べてみたいです。 《英雄本色》(1986■吴宇森■狄龙、周润发、张国荣■『男たちの挽歌』) PR