松井博光『薄明の文学―中国のリアリズム作家・茅盾』2 中国関連の本(日) 2017年12月04日 0 『薄明の文学―中国のリアリズム作家・茅盾』は、松井博光による茅盾研究。 茅盾の足取りを明らかにするものとなっていて非常に興味深いです。 魯迅、瞿秋白、茅盾の関係に関しても触れていますが、そういった点も考えさせられます。 そして、第二次世界大戦勃発後、各地を転々とした茅盾のありかたも興味深く思いました。 第3章 1930年代の茅盾―左連・『子夜』・『自由談』 1 左連加盟/2 上海事変と商務印書館/3 瞿秋白と茅盾/4 《『子夜』はどのようにして書いたか》/5 『子夜』をめぐって/6 《春蚕》と《林商店》/7 『自由談』と雑文 第4章 流浪する茅盾―抗戦期と内戦期 1 上海、香港、ウルムチ/2 香港、桂林、重慶/3 『腐蝕』『霜葉は二月の花より紅い』『鍛錬』 邦訳された茅盾の主要著作/茅盾略年譜/あとがき PR