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中国文学映画関連 備忘録

陈正道《101次求婚》『101回目のプロポーズ』

《101次求婚》『101回目のプロポーズ』は陈正道監督による2013年の映画。
 
建築現場で働く内装会社の黄达(黄渤)はお見合いで99回失敗してきた。高名なバイオリニスト叶薰(林志玲)は3年前結婚式に婚約者・许卓(高以翔)が現れなかったため、傷付いて心を閉ざしている。黄达は99回目のお見合いの時、偶然叶薰と出会い、惹かれていく。そして、走る車の前に立ち塞がり、叶薰の親友・桃子(秦海璐)の応援も受けて、その思いを示す。叶熏は次第に黄达を信頼していくが、许卓が突如として現れる。黄达は许卓から求められて、叶薰の幸せのために身を引く。しかし叶薰はすでに黄达を愛していた。许卓がちょうど叶薰と結婚式をしようとした時桃子は叶薰にテレビを見せる。黄达正は彼の夢を実現するために音楽番組“中国梦想秀”で歌い始めた。その後、许卓は叶 薰の気持ちを察して、三年前現実から逃避するため消えたのだと告げて叶薰を解放する。叶薰は結婚式を抜け出して“中国梦想秀”の現場に赴き、黄达と結婚することを選んだ。
 
日本のドラマ『101回目のプロポーズ』のリメイク。
 
日本の映像作品に対するリスペクトが感じられる作品となっています。武田鉄矢が特別ゲストとして出演しています。そして、日本語で叶薰(林志玲)と黄达(黄渤)に愛を語ります。叶薰が日本に留学したことがあるという設定のため、林志玲の日本語を聞くこともできます。
 
お見合い、音楽番組など、中国の流行と風俗などが巧みに画面の中に取り込まれていて非常に感心しました。
 
物語の展開自体は予想通りですが、その点がかえって安心させてくれます。
 
中国語をしゃべっている時に英語を混ぜて喋る嫌みな男も登場します。
 
 
《101次求婚》(2013■陈正道■林志玲、黄渤、高以翔、秦海璐、武田铁矢■『101回目のプロポーズ』)
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