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中国文学映画関連 備忘録

徐峥《人再囧途之泰囧》

《人再囧途之泰囧》は徐峥監督による2012年の映画。

成功したビジネスマン・徐朗(徐峥)は油の体積を増やす「油霸」を発明、さらに開発しようとしますが、ビジネスパートナー高博(黄渤)は「油霸」をフランス企業に売ろうとします。そして二人は対立、それぞれタイに向かった最大の株主・周扬から承諾を得ようとします。徐朗は家庭を顧みないため妻から離婚を要求されますが無視してタイへ。高博も、フランスでの妻とのハネムーンを切り上げてタイへ。徐朗は途中で、母親思いの青年・王宝(王宝强)と出会い、パスポートを紛失したので王宝を利用してタイを移動しようとします。その後、タイを舞台として、徐朗、王宝コンビと高博の追跡劇が始まります。最終的に、三人は周扬の委任状に辿りつきますが、徐朗は権利を放棄、さらに家族との関係をないがしろにしたことを改悛します。帰国後、徐朗は、王宝を家に招き、范冰冰とともに写真をとらせてあげます。
コメディ映画。

中国でメガヒットを記録したそうです。

非常に面白いです。ただ《人在囧途》のほうがよりテーマが明確だったようにも思います。そして、王宝强の役柄も《人在囧途》の時の方が王宝强自身にあっていたのではないかと若干感じました。

タイを舞台にしたことを最大限に利用して、タイのさまざまな風土をバックに追跡劇を展開していきます。その点は非常に演出が巧みだというふうに感じました。


《人再囧途之泰囧》(2012■徐峥■徐峥、王宝强、黄渤、陶虹、范冰冰■)
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