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中国文学映画関連 備忘録

周星驰《長江七号》『ミラクル7号』

《長江七号》『ミラクル7号』は、周星驰監督による2008年の映画。

周铁(周星驰)と、その息子・周小狄(徐娇)の物語。周铁は建築現場で働く労働者です。しかし、僅かな給料を全て使い、周小狄を貴族学校に通わせています。周小狄は貧しさゆえに苛められています。周小狄は同級生の持っていた「长江一号」という玩具を欲しがりますが貧しくて手に入りません。その後、たまたま周铁は宇宙人の玩具(あだなは「长江七号」からとって「七仔」)を拾い、周小狄に渡します。周小狄は、「七仔」が超能力でテストを助けてくれると夢見ますが、現実では役立たないので一度はごみ箱に捨てますが、「七仔」のことを次第に好きになっていきます。その後、周铁は勉強の邪魔になるからといって「七仔」を取り上げます。周小狄は反発して、及第点をとるといって猛勉強します。しかし、テストで及第点を取った後、周铁は工事現場で事故死します。その後、「七仔」の超能力で周铁は蘇ります。周小狄はもっと勉強すると泣きながら誓いました。一方、七仔は力を使い果たしてキーホルダーになり動かなくなります。周小狄が待ち望んでいると、また宇宙船が現れて、周小狄に向かって大量の「七仔」が走ってきます。。。

SF映画。

周星驰らしい演出は若干少ないです。そして、少年が主人公なので、周星驰が登場する場面も若干少ないです。その点物足りなく感じます。

ただ、相変わらず楽しい場面などは数多くあります。とくに少年が、大活躍する「七仔」を夢見る場面は印象深いです。その他、少年たちや周铁が過剰に「七仔」をいじりまわして叩き潰す場面など、かなりブラックです。

普段はそれほど力を発揮しないので期待を裏切る「七仔」がかわいいです。しかし、いざという時には、活躍します。周铁がよみがえる場面では、心を打たれます。

主人公の周小狄を演じているのは、実は徐娇という女の子だそうです。女性が男性を演じているという点は面白いです。


《長江七号》(2008■周星驰■周星驰、徐娇、张雨绮、林子聪■『ミラクル7号』)
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