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中国文学映画関連 備忘録

周星驰《西游・降魔篇》

《西游・降魔篇》は周星驰監督による2014年の映画。

ある水村に、人を喰う妖怪が現れます。玄奘(文章)は村人と協力して、妖怪を陸におびき出して退治しようとします。そして、最終的にこどもの歌で妖怪の真善美を呼び覚まそうとしますが、失敗します。偶然現れた段姑娘(舒淇)は、力で妖怪を退治しました。その後、玄奘は高家庄にいき、今度は猪の妖怪を退治しようとします。その時、再び、段姑娘に救われます。二人は協力して猪の妖怪と闘いますが、力及ばず逃亡します。その後、段姑娘は玄奘に告白しますが、玄奘は相手にしないで逃げます。その後、玄奘は師匠の言葉を受けて、洞窟に閉じ込められている孙悟空(黄渤)の力を借りて猪の妖怪を退治することにします。玄奘は、孙悟空と段姑娘の協力で、猪の妖怪を退治します。しかし、玄奘が誤って、孙悟空を解放してしまいます。孙悟空は多くの魔物祓いや、段姑娘を倒します。しかし、孙悟空は、最終的に仏の力と玄奘の力に敗れます。そして、玄奘の西域を目指す旅が始まります。

アクション映画。

三蔵法師による西域への旅が始まる前の物語です。西遊記の設定を巧みに利用しながら、独自の物語をつくりだしています。その点が非常に面白いです。

笑いあり涙ありの映画となっています。

とくに舒淇の演技が面白いです。戦闘シーンの迫力と、コメディシーンの面白さなどは対照的です。また、黄渤の怪演も光ります。

ただ、周星驰自身が出演しないので、若干寂しさも感じます。


《西游・降魔篇》(2013■周星驰■舒淇、文章、黄渤、罗志祥■『西遊記〜はじまりのはじまり〜』)
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