『インタビュー 戦後日本の中国研究』はこれまで日本で中国研究にかかわってきた人たちに対するインタビューをまとめたもの。さまざまな研究をしている方がいて非常に面白い内容でした。とくに小島麗逸さんのインタビューなどは喋り慣れているような印象を受けました。とても記憶に残ります。
あと、山田辰雄さんの言葉は筋が通っているように感じました。
目次
はじめに──戦後日本の中国研究(平野健一郎)
中国経済研究の新しい方法をめざして(石川滋)
中国共産党史研究から内発的発展論へ(宇野重昭)
旧中国から新中国へ──その思想の軌跡を求めて(野村浩一)
主体への問い──「方法としての中国」をめぐって(溝口雄三)
同時代研究としての中国研究(岡部達味)
農業問題からみる中国経済(小島麗逸)
近代中国研究と東洋文庫(本庄比佐子)
国民党左派の研究から中国を照射する(山田辰雄)
現代中国は手に余るものになった(毛里和子)
中国史から中琉日関係史へ(西里喜行)
朝貢システムからみる東アジア(濱下武志)
編者あとがき(土田哲夫)