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「「ウ」は宇宙船の略号さ」
宇宙船にあこがれて、そのロケットの発進を見に出かける少年の物語。最終的に、宇宙飛行士の候補に選ばれて、家を去ります。
「初期の終わり」
息子ののるロケットの発進によって新しい時代の幕開けを予感する物語
「霧笛」
灯台から発せられる霧笛の音に吸い寄せられて、灯台に訪れた孤独な太古の怪物の物語。非常に印象深かったです。
百万年の孤独という部分が胸を打ちます。
「宇宙船」
スクラップ工場で働く貧しい男が、子供たちのために宇宙旅行気分を味わえる架空の宇宙船をつくって、七日間の幻の旅行を楽しませる物語。
「宇宙船乗組員」
父親が宇宙飛行に出掛けてしばしば家を空ける一家の物語。母親は父親が宇宙に行かないことを望み、息子は父親に憧れて、父親は地球にいるときは宇宙に行きたいと思い、宇宙にいるときは地球に戻りたいという葛藤を抱えています。
メキシコに行ったときの思い出として、息子が語る「何百匹という蝶が車のラジエーターに吸い込まれ、そこでその青と紅の羽をばたつかせながら、美しくもまた悲しげにその身を引きつらせて死ぬのを見た」という光景が印象的。