余華《一九八六年》 余華の小説随筆 2018年02月24日 0 《一九八六年》は余華の中編小説。 文革期、古代の刑罰に惹かれていた中学の歴史の教員が妻子を残して、紅衛兵に連れ去られます。そして、自白を迫られた翌日に、姿を消します。時を経て教員は狂人となって帰ってきます。妻はおびえますが、他の人々は全く意に介しません。そして、狂人は自らの身体に古代の刑罰を行います。。。 狂人の視点と、一般人の視点の切り替えがあります。 文革というテーマとどう向き合うか、という点で、非常に興味深いです。 PR