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中国文学映画関連 備忘録

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李安《臥虎蔵龍》

《臥虎蔵龍》は李安監督による武侠映画。

剣の名手として武林にその名を知られた武当派の李慕白(周润发)は、血で血を洗う江湖の争いに悩み、剣を捨てて引退することを決意する。そして、自身の名剣「碧名剣」を贝勒爷に寄贈するために、密かに恋心を抱いていた同門の弟子で、鏢局を営む俞秀莲に託す。兪秀蓮は剣を無事に北京の贝勒爷の家に届けるものの、その夜、剣は何者かに盗まれてしまう...

二組の愛を描いています。一組は李慕白(周润发)と俞秀莲(杨紫琼)。一組は玉娇龙(章子怡)、罗小虎(张震)。

李慕白(周润发)は非常に優れた剣士ですが、碧眼狐狸に殺された師匠・江南鹤の仇を討つことができません。江湖から離れようとしています。俞秀莲(杨紫琼)は李慕白と同じ門下であり、二人は惹かれあいますが、許嫁・孟思昭が過去に李慕白を庇って死んだため二人の関係は発展しません。今では荷物の護衛をしています。一方、玉娇龙(章子怡)は名家の娘ですが自由に憧れて碧眼狐狸から武術を会得します。罗小虎(张震)は新疆の盗賊であり、玉娇龙に一目ぼれします。

とくに目を引くのはワイヤーアクション。非常に美しい動きです。

また、愛とは何か、ということを考えさせられます。



《臥虎蔵龍》(2000■李安■周润发、杨紫琼、章子怡、张震■『グリーン・デスティニー』)
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