劉震雲(著)、水野衛子(訳)『わたしは潘金蓮じゃない』 中国関連の本(日) 2018年01月12日 0 『わたしは潘金蓮じゃない 』は劉震雲の長編小説。水野衛子翻訳。 主人公は李雪蓮。彼女は農村の婦人です。トラック運転手と結婚しています。二人目の子供を妊娠した時、一人っ子政策の罰を避けるため偽装離婚をします。子供が生まれた後、また再婚するつもりでした。しかし、偽装のつもりだったにも関わらず、夫は別の女性と結婚してしまいます。李雪蓮は怒り、裁判所な役所など様々な場所に訴えに行きますが、適当に扱われます。さらに怒った李雪蓮は北京に陳情に行くことにします... 映画にもなったので気になっていました。ようやく読むことが出来て良かったです。 紹介には、「中国きってのユーモア作家が描く現代中国の素顔!」とあり、ユーモアという言葉の意味を最初掴みかねていたのですが、読んでみて分かりました。風刺、ブラックユーモアという意味合いが強いかも知れません。 小説は基本的に軽快であり、読みやすいです。 PR