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『羅生門』は黒澤明監督による1950年の映画。
ある男性の死を巡って、その場に居合わせた人たちの証言がことごとく食い違いを見せる物語。
芥川龍之介の「藪の中」と「羅生門」を下敷きにしているそうです。
日本映画の全盛期の先駆けとなった作品として評価されています。海外では非常に高く評価されました。
今見ても全く古びていないように感じられました。
『羅生門』(1950■黒澤明■三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬)
《香港有个荷里活》『ハリウッド★ホンコン』は陈果監督による2002年の作品。
香港に残された最後の木造家屋地区・大磡村に住む朱家は、焼き豚を売って生活している。大磡村の向かいにはハリウッド広場がある。チンピラの阿强は出会い系サイトを開設して同棲相手に金を取らせて生活していた。阿强はあるときインターネットで上海天使を名乗る红红(东东)と知り合い、金を払ってセックスする。朱家の阿细は东东と出会い、親友になり、家にも招く。东东の出現によって,朱家に生气が生まれる。阿强と阿明はそれぞれ东东と一夜を過ごした。しかし、その後、未成年の少女に対する性的暴行にたいして5万ドルを支払えと要求する手紙を受け取る。阿强は拒否したため、襲われて右腕を切られる。その上、間違いから違う人の左手を縫い合わされる。さらに、利息を含めて15万ドルの請求が来る。阿强と阿明は阿细から东东の部屋を聞き出して、襲撃しようとする。しかし、阿细は东东に危機を知らせるため、屋根に上って「走」とかいた旗を振る。阿强と阿明が部屋に踏み込むとすでに誰もいなかった。
寓話的な作品。
陽気にふるまってさまざまな男性を誘惑する东东、まるまると太った朱家の三人、チンピラの阿强など登場人物のキャラクターが極めて強烈です。もっとも目を引くのは上海から来たと語り、体を売る东东。こどもといっしょに過ごしているときにはその明るさが存分に発揮されます。
周迅の声は若干低く特徴的です。
生と死、身体の切断、人間と動物の境界など重大な出来事が陽気に、軽々と越えられていくような印象を受けます。
香港のさまざまな風景がうつしだされています。とくに高層ビルと、バラック小屋の街角の対比はすばらしいです。香港という場所だからこそ、成立した物語のように思えます。
《香港有个荷里活》(2002■陈果■陈英明、周迅、黄又南■『ハリウッド★ホンコン』)